M27を見てみよう



 M27とは、こぎつね座にある惑星状星雲で、比較的明るい星雲です。近くには目印になる星がないので、探すのには

 少し工夫が必要です。

 惑星状星雲とは、太陽のような恒星の寿命がつき、星自身のガスを宇宙空間に放した姿で、丸い形が多いのが特徴。

 双眼鏡や望遠鏡で、是非一度観測してみてください。

 それでは、こぎつね座のどの場所にM27があるかを見てみましょう。

 


 星座早見版などで夏の大三角を探します。1番明るいこと

 座のベガとわし座のアルタイル、はくちょう座のデネブの

 3つの1等星でできる三角形の中にM27はあり、アルタイ

 ルよりになります。
 はくちょう座とわし座の間にこぎつね座があります。

 しかし、明るい星がないので、こぎつね座を見つけるのは

 たいへんです。
 はくちょう座のα星デネブとβ星アルビレオ、γ星δ星

 ε星の星の並びでできる十字を「北十字」と呼びます。

 この北十字の下の星、はくちょう座のくちばしにあたる

 星β星アルビレオが目印になりますので、探して見て

 ください。
 こぎつね座のM27の場所が分かりますでしょうか。

 青緑色で写っています。
 こぎつね座のM27の大体の場所は、こと座の四辺形の

 先の部分M57付近から、はくちょう座のβ星の同じ距離

 を延長したあたりです。
 上の写真あたりにひし形の星の並びがあり、3つの星

 が2重星?ですので、それを目印にひし形を探します。

 そのひし形のはくちょう座β星の反対側にM27を見つ

 けることができます。
 また、や座からも探せます。や座を見つけると、γ星

 とδ星の距離を120度たおし、赤い線の先あたりに

 M27を見つけることができます。

 赤道儀を使用していれば、γ星とM27は赤緯軸がほ

 ぼ同じですので、γ星から北へδ星分移動すると見

 つかると思います。
 赤い部分は見やすいが、緑の部分は少し見えにくい。

 林檎のかじった芯のように見えるが、鉄アレイに見え

 ることから亜鈴状星雲と呼ばれています。


 こぎつね座のM27の説明はこちら


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