太陽(Sun) 恒星
 
  太陽とは天の川銀河の一つの恒星で、銀河の中心から約2万8千光年のところにあります。天の川銀河には約2000億個の

 恒星があるとされています。現在8個の惑星を従えていて、その一つが地球です。太陽が誕生してから約46億年ほどたち、

 ほぼ半分の寿命に来ているといわれています。主系列星で「G2V」に分類されます。直径は地球が109個も横に並び、質量

 は地球33万個分に相当します。約11年周期で活動期と低迷期を繰り返します。

 太陽までの距離は約1億5000万kmで、これを1天文単位といいます。光のスピードでは8分20秒かかります。

 太陽=恒星とは水素を主成分として、核融合反応によって莫大な熱量を発する天体のことをいいます。

 太陽の中心部は2500億気圧で、温度は1500万℃になり、表面は6000℃で黒点は4000℃といわれています。

 太陽にはよく分からないことも多く、その一つがコロナの温度です。コロナは太陽半径の10倍くらいの広がりを持つ太陽

 大気ですが、温度は100万℃に達します。なぜ高温になるのかは、説明ができないそうです。しかし最近の観測では「短

 寿命水平磁場」が発見され、これが高温のエネルギー源ではないかと期待されています。

 太陽系が形成された時に太陽レベルでは地球上に存在する物質が生成できないことから、遥か昔に近くで超新星爆発があり、

 その残骸により太陽系が形成されたというのが有力説です。いいかえればその超新星が私達の体を作る物質の起源というこ

 とになります。また、太陽クラスでは超新星爆発は起こらずに脈動変光星となり、太陽自体のガスを宇宙空間に放出して惑星

 状星雲になり、中心には白色矮星だけが残ります。有名な惑星状星雲にはM27・M57などがあります。

 写真は特殊な光でみた太陽です。周囲に紅炎(プロミネンス)がみえています。プロミネンスはHα線をよく発しているため

 にHαのみを透過するフィルターを使って撮影しました。


 

199?年?月?日
   ?時?分?秒撮影

望遠鏡:タカハシFCー125

カメラ:ニコンF4S

フィルター:デイスター0.7Å

フィルム:フジカラーG100

露出:オート

撮影地:奈良県大塔村

  Hαフィルターを使って撮影した太陽の表面

 黒い塊は黒点で白い部分は白斑。


 太陽  太陽までの距離  スペクトル型  視直径  赤道直径
 Sun  1億4959万7870km  G2V  31′59″  139万2000km
 体積 1=地球  質量 1=地球  眼視等級  自転周期(赤道)  平均密度
 130万3800  33万3400  −26.8  25日1時間  1.408g/cm3


 


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