金星(Venus) 第2番惑星 |
金星は太陽から2番目に近い内惑星です。内惑星とは地球より内側の惑星(水星・金星)の事をいい、金星は 地球型惑星に属します。太陽に近い為、明け方と宵の空にしか見ることができません。金星は月に次いで明る いので明星と呼ばれ、明けの空に見える金星を「明けの明星」宵の空に見える金星を「宵の明星」といいます。 自転も特異で太陽系の惑星で唯一「逆自転」しています。自転自体もゆっくりで一回転するのに243日もかかり、 金星の地表での一日は地球の117日分にあたる。大気は二酸化炭素が主な成分ですが大気圧が非常に高く、90 気圧(水深900m相当)もあり気温も地表平均400℃という過酷な惑星です。また、二酸化硫黄の雲による硫酸 の雨が降っているそうです。しかし標高の高い山では生物が存在できる環境の可能性があるという考えもあり、 今後の金星探査に期待がかかります。 アフロディーテとは、「泡から生まれた」という意味で、ガイアと息子のウラノスは親子婚で、クロノスが生まれ ます。そして、ウラノスは兄弟が醜かったので、冥界の下にある底なしの大穴タルタロスに、兄弟を幽閉してしま います。これに怒ったガイアがクロノスに命じて、ウラノスの男性器を切り落としてしまいます。海に捨てられた 男性器に泡が集まってきて、そこから生まれたてのアフロディーテを喜した西風が地中海の西、トルコの南にある キプロス島へ運んで上陸しました。そしてアフロディーテが立つと世界に美が生まれました。季節の女神ホーラが 服を着せて神の国へ連れて行き、ゼウスが余りにも美が溢れていたので、美の女神として養女にしました。 ローマ時代にウェヌスと呼ばれ、英語読みでヴィーナスとなります。ヴィーナスは金星の女神とされています。 軍神アレスとアフロディーテの息子エロスは愛の神とされ、金の矢で射られた者は愛情に取り付かれて、鉛の矢で 射られると恋を嫌悪するようになります。ローマ時代にはクピドと呼ばれ、英語読みでキューピッドとなります。 金星の惑星記号は「♀」で女性を象徴する手鏡を図案化したもの。 ウラノスは天王星、クロノスは土星とされています。 |
撮影日:2013年11月09日 17h48m52s
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月と金星と木星
2012年3月26日
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金星 | 軌道平均半径 | 公転周期 | 最大視直径 | 赤道直径 |
Venus | 1億820万8930km | 224.701日 | 64″ | 1万2103km |
体積 1=地球 | 質量 1=地球 | 衛星の数 | 自転周期 | 平均密度 |
0.8571 | 0.81500 | 0 | 243.02日 | 5.24g/cm3 |