火星(Mars) 第4番惑星 |
火星は地球のすぐ外側を廻る地球型惑星です。直径は地球の半分ほどしかなく、赤錆を多く含む地表のために 赤っぽく見えます。火星の大気は地球の1%以下で、ほとんどが二酸化酸素。極地方の極寒期には二酸化酸素 が凍り、数mのドライアイス層になり、写真上部に写っている白い模様がそれにあたります。季節の変わり目 には火星表面に砂嵐がよく発生しているのが観測されますが、風速は時速400kmで表面の模様が見えなくな ることがあります。火星にはメタンガスが観測されていますが、なぜメタンが存在するのかは分かっていません。 火星には生物の存在が疑われていますが、メタンも生物由来とする考えもあります。 昔の人は火星に運河の様な模様があり、人工的にも見えたことから火星人がいると考えられました。 写真では中央付近の黒い模様「シレーンの海」や、左端の白い斑紋「太陽の湖」・左下の白い点「オリュンポ ス火山」などが写っています。オリュンポス火山は標高2万7000mと太陽系一高い山です。 火星の軌道は楕円のため32年に2回地球に大接近します。その時が模様を観測するチャンスです。 マルス(マーズ)とはローマ神話でいう戦いの神で、ギリシャ神話の軍神アレスといわれています。アレスは ゼウスの子供で人妻のアフロディーテ(金星)を愛人としてフォボスとデイモスの子供を授かり、それが2つ の衛星の名前に由来します。火星は時々さそり座に近づき1等星アンタレスと赤さを競います。アンタレスの 語源はアンチアーレス(アレスに対抗する者)。 惑星記号は「♂」で軍神ということで、盾と矛の図案化。戦いから連想して男性の表記に使われます。 |
年月日
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撮影日:2014年04月09日 23h38m02s 望遠鏡:セレストロンC-14EXPT カメラ:セレストロン Skyris 618C フィルター:バーダー IRカット+コントラストブースター 露出:L:1/94秒×16650中8000フレームスタック 撮影地:奈良県大塔町龍神天体観測所第二観測所 中央下の黒い三角模様は、大シルテス |
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火星と月とスピカの接近 撮影日:2014年04月14日 22時26分06秒 望遠鏡:ニコン28mmF=1.4(F=2.8) カメラ:キャノン5DMarkU(ISO800) フィルター:なし 露出:3分×3枚・2分・1分×3枚 総露出:14分 撮影地:奈良県大塔町龍神天体観測所第3観測所 |
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火星とアンタレスの接近 撮影日:2014年09月28日 18時54分25秒 望遠鏡:ニコン35〜70mmF=2.8(F=5.4) カメラ:キャノン5DMarkU(ISO800) フィルター:なし 露出:4秒×8枚 総露出:32秒 撮影地:大阪府大阪市東住吉区内 |
火星 | 軌道平均半径 | 公転周期 | 最大視直径 | 赤道直径 |
Mars | 2億2793万6640km | 686.98日 | 25.11″ | 6794.4km |
体積 1=地球 | 質量 1=地球 | 衛星の数 | 自転周期 | 平均密度 |
0.1506 | 0.10745 | 2 | 24.6229時間 | 3.93g/cm3 |