ハレー彗星(0001P)

  ハレー彗星は彗星を代表する有名な天体です。ハレー彗星はイギリスの天文学者エドモンド・ハレーによって

 1682年、過去に観測された彗星と同一の天体であることが初めて確認されました。ハレーはこの彗星が1757

 年に還ってくると予言し、1758年にドイツで観測されたことで予言が証明されました。よって最初の周期彗星

 として登録されたのです。ハレー彗星の最古の記録は、紀元前240年にまでさかのぼります。近年では明治43

 年に尾の中を地球が通過するほどに大接近しました。尾の成分には有毒ガス(シアン化合物)が含まれていたが

 影響はないとの天文学者の意見をよそに、マスコミは地球上の生物が滅亡するなどと民衆をあおり、パニックに

 なったそうです。当時は大接近により明るさは−3.3等星と、昼間でも見えたとの報告があります。

 写真は1986年3月に撮影しましたが、過去最悪の状況で日本からはほとんど観測できませんでした。

 次回の地球接近は2061年7月28日とされています。
 


 

1986年3月日
   時分秒撮影

望遠鏡:ミザールCX-150

カメラ:ニコンF3

フィルター:

露出:分

撮影地:高知県足摺岬



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