超新星1994 I


 

 1994年04月2日 22時30分00秒撮影

 望遠鏡:ビクセンR200SS( fl=800mm)

 カメラ:ニコンF3

 フィルム:フジカラーG800

 露出:10分

 撮影地:奈良県大塔村

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 りょうけん座 / 超新星 光度13等 Ic型超新星 距離 2100万光年 

 赤経13h29m54s 赤緯+47°11′


   超新星とは太陽より8倍くらい大きな星が、一生を終える時に凄まじい大爆発を起こして粉々になった天体です。

 この爆発は宇宙最大級の爆発で、恒星の核融合反応で鉄くらいまでは恒星内で作られますが、鉄以上はこの超新星

 爆発によって作られ、宇宙空間にいろいろな物質がばらまかれます。爆発の衝撃波で空間を揺さぶり、星間ガスが

 収縮することで新たな恒星系が誕生します。このとき単純な物質ではなく、超新星が生成した生命の元となる元素

 を含んで、新たな星が誕生します。この仕組みは太陽系でも例外ではありません。

 太陽系に影響を与えた超新星は「ジェミンガ」という恒星の説もあります。

 M51銀河に出現した超新星1994i(黄矢印) は私が独立発見し、アメリカのスミソニアン天文台に登録された

 天体です。


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