おとめ座(乙女座) 誕生日8月24日〜9月23日 Virgo  見やすい季節 春



 撮影日:2013年03月12日 02時37分24秒

 望遠鏡:ニコン28mmF=1.4(F=2.8)

 カメラ:キャノン5DMarkU

 感度:800

 露出:5分×6枚
 総露出:30分

 撮影地:奈良県大塔町龍神天体観測所第3観測所


 おとめ座の星座絵

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 おとめ座の星座絵

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 おとめ座の星座境界線+明るい星雲星団

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 上記写真の銀河密集部分拡大
 M49 系外銀河

 撮影日:2011年04月11日 00h19m57s 

 望遠鏡:高橋ε-250C(fl=854mm)

 カメラ:SBIG STL-11000M C1

 フィルター:ASTRODON I-Series L

 露出:L:5分×3枚
 総露出:15分

 撮影地:奈良県大塔町龍神天体観測所
 M58

 撮影日:年月日 hms 

 望遠鏡:

 カメラ:ニコンF3

 フィルム:

 露出:

 撮影地:
 M59・M60

 撮影日:2013年01月13日 05h33m11s 

 望遠鏡:高橋ε-250C(fl=854mm)

 カメラ:SBIG STL-11000M C1

 フィルター:ASTRODON I-Series LRGB

 露出:L:5分

 総露出:5分

 撮影地:奈良県大塔町龍神天体観測所第1観測所
 M61

 撮影日:2013年01月13日 05h24m24s 

 望遠鏡:高橋ε-250C(fl=854mm)

 カメラ:SBIG STL-11000M C1

 フィルター:ASTRODON I-Series L

 露出:L:5分
 総露出:5分

 撮影地:奈良県大塔町龍神天体観測所第1観測所
  M84・M86・M87

 撮影日:2011年04月05日 23h17m49s 

 望遠鏡:高橋ε-250C(fl=854mm)

 カメラ:SBIG STL-11000M C1

 フィルター:ASTRODON I-Series LRGB

 露出:L:5分×20枚 R:5分×5枚 G:5分×5枚 B:5分×5分
 総露出:175分

 撮影地:奈良県大塔町龍神天体観測所
 M89

 撮影日:年月日
         hms 

 望遠鏡:

 カメラ:

 フィルター:

 露出:

 撮影地:
 M90

 撮影日:年月日 hms 

 望遠鏡:

 カメラ:ニコンF3

 フィルム:

 露出:

 撮影地:
 M104

 撮影日:年月日 hms 

 望遠鏡:

 カメラ:ニコンF3

 フィルム:

 露出:

 撮影地:

 上が北

  おとめ座の見つけ方

  おとめ座は春の星座ですが、1等星スピカが左手に持つ麦の穂あたりで輝やいていますが、星座の形がわかりにくい星座です。6月上旬に

 は、夜8時ごろに天頂付近に見えます。1ヶ月に2時間づつづれるので、5月上旬は夜10時ごろに南中します。

 1等星スピカを見つけると、しし座の方向(西側)にYの字の星の並びを見つけるのがまだわかりやすいと思います。全体像は星図を頼り

 に星をたどってみてください。

 おとめ座は農業(豊穣)の女神デメテルであるといわれています。左手に持つ麦の穂で輝く1等星スピカをイメージしながらここに女神の

 姿を想像してみてください。

 しし座やおとめ座・かみのけ座の方向は、「宇宙の窓」と呼ばれる星や星雲が少ない領域になります。ゆえに遠くの銀河が見やすく、たく

 さんの銀河を観測できます。といっても、銀河の距離は光で4000万年もかかる距離(4000万光年)にある天体が多く、中型望遠鏡は必

 要になります。

 その中でも比較的明るい銀河がM天体で、おとめ座には11個もあります。

 空の暗さと望遠鏡の性能によりますが、光のシミくらいにしか見えませんが、はるか彼方の宇宙を探して見てはいかかでしょうか。

 スピカは白色巨星になります。明るさは1等星とありますが、正確には1.04等星で1等星よりも0.05倍くらい暗い天体です。

 距離は250光年とされ、250年前の光がやっと地球に到達しています。大きさも、太陽の10倍もある変光星です。

 スピカは5重連星で、まず主星が4重連星に伴星が周っています。スピカ本体は高速で自転する脈動変光星だそうです。

 スピカはラテン語で、「穂先のとがった」の意味からきています。そしてギリシャに伝わり、現在のスピカ(Spica)となりました。

 英語のスパイクもスピカを語源とするそうです。

 スピカの別語源はアラビア語で、アッ=シマーク・アル=アザル(非武装のシマーク)とされ、対照的にうしかい座の1等星アークトゥルス

 はアラビア語で、アッ=シマーク・アッ=ラーミフ(武装のシマーク)とされています。

 日本ではその白い輝きゆえに「真珠星」と呼ばれていたり、近くに輝くうしかい座の1等星アークトゥルスがオレンジ色なので「男星」に対

 して、「女星」とも呼ばれていました。スピカの白さはいろいろな国で、女性をイメージしていたようです。

 「北斗七星」の柄のカーブを伸ばしていくと「うしかい座のアークトゥルス」にあたり、その先に「おとめ座のスピカ」があり、その先に

 からす座があります。この大きな曲線を「春の大曲線」といいます。

 ぜひ春のよく晴れた夜に探してみてください。


  おとめ座の神話(諸説あり)

  デメテルは豊穣の女神であり、ゼウスの姉でもあります。デメテルはゼウスに強引にいいよられ、ペルセポネという娘を授かります。

 ある日、ペルセポネの姿が見えなくなり、悪いことでもおこったのかと心配になり、贖罪の女神ヘカテーに相談します。

 すると弟である冥界の王ハデスに拉致されたことを知らされます。しかし、ハデスをよく知るデメテルにはハデスがそんなことをするとは

 信じられませんでした。そこで、地上のことに詳しい太陽神ヘリオスに聞きました。

 すると、ハデスがペルセポネに恋をしてゼウスに相談したところ、ゼウスにそそのかされて拉致したというのです。デメテルはゼウスに

 抗議しましたが、お似合いの2人だと開き直られます。怒り狂ったデメテルは天界を捨てて、地上を老婆に化身してさまよいます。

 その間に地上は荒れ果てて、作物も育たなくなりました。さまよっているときに、弟であるポセイドンにいいよられますが、馬に化けて

 馬の群れの中に隠れますがそれをポセイドンが見つけ、ポセイドンも雄馬に化けて思いをとげます。そしてデメテルは娘(秘儀の女神ゆ

 えに名前が分からない)と名馬アリオンを出産します。

 荒廃していく大地に困り果てたゼウスは、女神イリスを遣わせるが、デメテルはペルセポネを返すことが条件とゆずりませんでした。

 そこで、ゼウスはハデスに説明してペルセポネを返すように説得しました。ハデスはペルセポネをデメテルのところへ返すことを約束

 しました。それを泣いてばかりのペルセポネに伝えると、とても喜びました。そこでハデスはペルセポネに1つだけお願いがあると言い

 ました。それは「ざくろの実を食べて欲しい」とざくろをペルセポネに手渡しました。ペルセポネもこれで帰れると思い、4粒だけ食べ

 ました。それは冥府の住人になる食べ物で、ペルセポネは4ヶ月間冥府にいなければならないことになってしまいました。

 デメテルは季節の神様ともいわれる由縁は、娘が冥府に行く4ヶ月は冬、娘が帰ってくるのでうれしい春、幸せな夏、娘が冥府に行く

 のが近づくので淋しい秋、ということで四季が生まれたと言われています。


  Kuroneさんの作品
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