M42(NGC1976) オリオン大星雲(散光星雲)


 撮影日:2012年10月16日 01h27m13s 

 望遠鏡:高橋ε-250C(fl=854mm)

 カメラ:SBIG STL-11000M C1

 フィルター:ASTRODON I-Series LRGB

 露出:L:56分 R:15分 G:1 5分 B:15分

 総露出:101分

 撮影地:奈良県大塔町龍神天体観測所第1観測所
    写真1


 撮影日:2012年10月16日 01h27m13s 

 望遠鏡:高橋ε-250C(fl=854mm)

 カメラ:SBIG STL-11000M C1

 フィルター:ASTRODON I-Series LRGB

 露出:L:56分 R:15分 G:1 5分 B:15分

 総露出:101分

 撮影地:奈良県大塔町龍神天体観測所第1観測所
 写真 2


 撮影日:2006年11月17日 23h33m09s 

 望遠鏡:高橋ε-250C(fl=854mm)

 カメラ:SBIG STL-11000M C1

 フィルター:ASTRODON I-Series LRGB

 露出:L:47分 R:18分 G:18分 B:18分

 総露出:101分

 撮影地:奈良県大塔町星のくに

    撮影日:2012年10月16日 03h25m29s 

 望遠鏡:セレストロンC-14EXPT
    (アランジー使用 fl=2270mm)

 カメラ:SBIG ST-10XME

 フィルター:ASTRODON E-Series L

 露出:L:20分

 撮影地:奈良県大塔町龍神天体観測所第2観測所
 ハッブル宇宙望遠鏡
  トラペジウム

 撮影日:2012年11月25日 hms 

 望遠鏡:セレストロンC-14EXPT

 カメラ:イメージングソース社DMK21AU618.AS

 フィルター:バーダー IRカット

 露出:L:?×100フレーム

 撮影地:奈良県大塔町龍神天体観測所第2観測所
 ハッブル宇宙望遠鏡



 オリオン座 / 散光星雲 光度4.0等 視直径66′×60′ 距離 1,500光年 

 赤経05h35m4s 赤緯−05°27′

 
  この天体は冬の代表的な星雲で、人気天体TOP3にはいる超有名星雲です。M42とM43でオリオン大星雲と呼ばれています。

 オリオン座三つ星の南には剣があり、その部分には縦に3つ並んだ星の並びを見つけることができ、「小三つ星(こみつぼし)」

 と呼ばれています。


 上の「写真1」は小三つ星全景写真で、真ん中にある星雲がオリオン大星雲M42・M43です。

 小三つ星の北(上)の星は「への字」に3個並んだ星(5等星)で、その周りには散光星雲NGC1977があります。

 小三つ星の南(下)の星は3等星で、M42のやや下に写っている一番明るい星です。この三つの天体で「小三つ星」となります。


 星間ガスが濃密に集まり、たくさんの星が誕生しつつある姿で、中心には「トラペジウム」と呼ばれる生まれたての4重星があり、

 郊外の少し暗い空では、肉眼で「トラペジウム」が一つの星のように見ることができ、「トラペジウム」の周りにぼんやりと

 星雲部分も見えてきます。望遠鏡では「トラペジウム」が4重星であることが容易に分かります。

 実際に「トラペジウム」は300個くらいからなる散開星団の一部になります。

 この「トラペジウム」が発する強烈な紫外線が星雲内の水素ガスを電離させ、水素ガスが電離した時に発光する赤い輝線によって

 星雲全体が赤く輝いています。


 「写真1」を見ると、M42が鳥の翼でM43が鳥の頭に見え、火の鳥か鳳凰(ほうおう)が翼を広げたような姿を連想できます。

 望遠鏡の眼視でも写真でも素晴らしい姿をした散光星雲ですので、冬の夜には防寒対策をしっかりとして、是非探して見て下さい。

 「写真2」はオリオン大星雲の周囲にも淡い分子雲がたくさんあります。強調処理をすることで表現してみました。

 



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