M57を見てみよう



 M57とは、こと座にある惑星状星雲で、比較的明るい星雲です。近くにこと座の1等星ベガ(織姫星)があり、探し易い

 天体ですが、大きさが月の1/30しかないため、星と見間違い易い。

 惑星状星雲とは、太陽のような恒星の寿命がつき、星自身のガスを宇宙空間に放した姿で、丸い形が多いのが特徴。

 双眼鏡や望遠鏡で、是非一度観測してみてください。

 それでは、こと座のどの場所にM57があるかを見てみましょう。

 


 星座早見版などで夏の大三角を探します。1番明るいこと

 座のベガとわし座のアルタイル、はくちょう座のデネブの

 3つの1等星でできる三角形の1番早くに東の空より上っ

 てくるので、ベガを探します。
 こと座は比較的小さな星座です。
 こと座のベガを見つけると、すぐ近くに正三角形になる

 ように2つの星が見つかります。この星がベガの名前の

 由来で、「落ちるわし」の意味からで、わしが獲物を捕ら

 えるのに、急降下している姿に見たようです。

 その1つの星から平行四辺形の星の並びがあります。

 これは織姫が瓜を育てていた畑とも言われています。

 この先の星の真ん中あたりにM57はあります。
 こと座の平行四辺形の先の星を延長すると、はくちょう

 座のβ星が見つかります。その同じ距離を延長すると

 M27付近になります。
 M57は視直径が小さいため、双眼鏡では輝きのない

 星のように小さい星雲状に見えますが、望遠鏡を使う

 と小さなちくわの輪切りか鯖の死んだ目のように薄ぼ

 んやりとした輪っかが見えてくると思います。

 中心星を見るには、口径30cm以上の望遠鏡が必要

 です。


 こと座のM57の説明はこちら


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