M17を見てみよう |
M17とは、いて座にある散光星雲で、比較的明るい星雲です。 双眼鏡や望遠鏡で、是非一度観測してみてください。 それでは、いて座のどの場所にM17があるかを見てみましょう。 |
星座早見版などでいて座を探します。いて座には南斗六星 という星の並びがあり、中国の神話に登場する南斗の神に なります。写真では、赤い線で表しています。 |
|
いて座の南斗六星の柄の星からのM17の位置です。 特に目印になる明るい星がないのですが、M24とされ るあたりが「バンビの横顔」に見える明るい領域があり ますので、その鼻先に飛ぶちょうちょのイメージで探す と見つけ易いと思います。 その先にあるM16は、散光星雲と散開星団が重なって いる天体ですが、星雲より星団が目立つため、ぼんや りと見えるので間違い易く注意が必要です。 |
|
ちなみにM24とされる「バンビの横顔」ですが、明るい 領域全体がM24とするか、ほほあたりにある小さな散 開星団をM24とするか議論されています。(メシエの 観測記録に明るい領域があるとしか記されていない ため、どちらにもとれる) 写真中央付近にある赤い星雲は、バンビの首元にある ため、バンビの首飾りと呼ばれています。 |
|
M17はオメガ星雲と呼ばれていますが、ギリシャ文字の Ωに見えることからですが、望遠鏡で見ると明るい部分 が数字の2または湖面の白鳥に見えます。 この天体も赤い星雲ですが、白いぼんやりとした煙のよ うに見えます。 |