M44を見てみよう



 M44とは、かに座にある散開星団で、プレセペ星団と呼ばれる明るい星団です。空の暗いところでは視力が良ければ、

 裸眼で確認できます。しかし、裸眼で良く見える人でもぼんやりと星雲状に見えますので、チャレンジしてみてください。

 双眼鏡では数十個の星が見えますが、星がまばらに見えます。

 双眼鏡や望遠鏡で、是非一度観測してみてください。

 それでは、かに座のどの場所にM44があるかを見てみましょう。

 


 星座早見版などでかに座を探します。かに座といっ

 ても明るい星がないので、かに座の両側の星座を

 まず探しましょう。右のふたご座にはポルックスとい

 う1等星があり、しし座にはレグルスという1等星が

 あります。そのちょうど中間あたりがかに座の甲羅

 付近で、その甲羅の中にM44プレセペ星団があり

 ます。
 かに座のM44プレセペ星団のプレセペとは、ラテ

 ン語で「飼い葉桶」という意味で、甲羅部分の4つ

 の四角い星の左側の2つの星をロバにみたて、上

 の星を北のロバ(アセルス・ボレアリス)、下の星を

 南のロバ(アセルス・アウストラリス)といい、餌を食

 べるロバにみたてた。英語では蜂の巣、中国では

 人の魂が天へ行く穴で、「積屍気(せきしき)」と呼ば

 れました。
 M44は宇宙空間の移動方向がおうし座のヒヤデ

 ス星団と似ているので、同じ星雲から誕生したと

 する説もあります。M44には赤色巨星もあるので、

 誕生して7億3000万歳とも言われます。


 かに座のM44の説明はこちら



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