NGC天体の説明 |
NGC天体とは「New General Catalogue」(ニュー ジェネラル カタログ)の頭文字を取ったもので、 イギリスの天文学者 ハーシェル親子が「ジェネラルカタログ」を作成したものを、デンマークの天文学者 ジョン・ドレイヤーによって修正され、1888年に発表されたのがNGC(エヌジーシー)カタログです。 NGCカタログは全部で 7840天体集録されており、星雲・星団・銀河など赤径の北から順に番号が付いて います。 また、ドレイヤーは写真捜索によって発見した天体を「Index Catalogue」(インデックス カタログ)とし て1908年に発表して追加し、IC(アイシー)天体と呼ばれています。 NGC天体は、当時の天文台で発見できた限界が15等級クラスで、眼視で見える明るさの天体から市販の 望遠鏡で、眼視にて確認することは不可能な天体まで幅広くあります。 とはいえども摩訶不思議な天体が多く、写真撮影の対象としては面白くて、中級レベル以上のアマチュアには 好対象になります。 当時の星雲・星団・銀河等の認定されているほぼ全ての天体に番号が付けられましたので、M天体や他の天体 カタログの番号と重複している場合があります。例として、M1(カニ星雲)=NGC1952となります。 |