アイソン彗星(C/2012S1)

  2012年の9月21日にキスロヴォック天文台によって発見されました。

 発見時は19等級でしたが、距離が10億kmと木星軌道にあることがわかり、非常に大型の大彗星と予測されました。

 軌道計算から、11月28日に太陽の表面から117万kmとすれすれの所を通過するサングレイザーと判明しました。

 結果、大型で太陽の近くを通過すると、大量のダストを放出するはずなので、地球に最も近づく12月26日前後は

 予報どうりなら、金星か満月クラスの明るさで夜空に現れるはずである。

 1月13日のアイソン彗星は15.7等星で、地球から6億1300万kmのところにあり、ふたご座カストル付近をを移動

 中でした。

 アイソンとは、国際科学光学ネットワーク(International Scientific Optical Network = ISON)の頭文字から

 付けられた名前です。


   撮影日:2013年01月13日
         03h15m16s 

 望遠鏡:セレストロンC14EXPT
    (アランジー使用 fl=2270mm)

 カメラ:SBIG ST-10XME

 フィルター:ASTORODON  G:B

 露出:G:9分 B:9分
 総露出:18分

 撮影地:奈良県大塔町龍神天体観測所第2観測所

 地球からの距離:6億1300万Km

 明るさ:15.7等級
   撮影日:2013年05月05日
         21h50m59s 

 望遠鏡:セレストロンC14EXPT
    (アランジー使用 fl=2270mm)

 カメラ:SBIG ST-10XME

 フィルター:ASTORODON  L

 露出:L:2分
 総露出:2分

 撮影地:奈良県大塔町龍神天体観測所第2観測所

 地球からの距離:6億5000万Km

 明るさ:14.6等級
  2013.05.05の写真中央拡大

 アイソン彗星から尾が出ているのが分ります。
 撮影日:2013年11月16日 05h22m39s 

 望遠鏡:高橋ε-250C(fl=854mm)

 カメラ:SBIG STL-11000M C1

 フィルター:ASTRODON I-Series L

 露出:L:3分×3枚
 総露出:9分

 撮影地:奈良県五條市大塔町龍神天体観測所第1観測所

 地球からの距離:1億3500万Km

 明るさ:5.1等級
 撮影日:2013年11月17日 05h27m17s 

 望遠鏡:高橋ε-250C(fl=854mm)

 カメラ:SBIG STL-11000M C1

 フィルター:ASTRODON I-Series L

 露出:L:10秒×3枚
 総露出:30秒

 撮影地:奈良県五條市大塔町龍神天体観測所第1観測所

 地球からの距離:1億3250万Km

 明るさ:4.9等級

 雲間からの撮影で、3枚だけ写っていました。
 撮影日:2013年11月17日 05h25m59s 

 望遠鏡:栃木ニコン300mmF=2(F=2.8)

 カメラ:キャノン5D MarkU

 フィルター:なし

 露出:9秒

 撮影地:奈良県五條市大塔町龍神天体観測所第1観測所

 地球からの距離:1億3250万Km

 明るさ:4.9等級

 雲間からの撮影で、雲が写っていなかったのがこの1枚。

 右下の星は、おとめ座の1等星スピカです。
 撮影日:2013年12月13日 05h27m01s 

 望遠鏡:栃木ニコン300mmF=2(F=2.8)

 カメラ:キャノン5D MarkU

 フィルター:なし

 露出:30秒×4枚
 総露出:2分

 撮影地:奈良県五條市大塔町星のくに

 地球からの距離:8,528万Km

 明るさ:?等級

 消滅したため、○予報位置に何も写っていない。



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