こぐま座(小熊座) Ursa Minor  見やすい季節 夏


 撮影日:2014年04月10日 02時15分53秒

 望遠鏡:ニコン28mmF=1.4(F=2.8)

 カメラ:キャノン5DMarkU(ISO800)

 フィルター:ケンコーMCPROソフトン(A)

 露出:5分×6枚
 総露出:30分

 撮影地:奈良県大塔町龍神天体観測所第3観測所
 こぐま座の星座絵

 ステラナビゲータVer.10/(株)アストロアーツ
 の星座絵をコピーにて使用しています。
 こぐま座の星座境界線+明るい星雲星団

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  こぐま座の見つけ方

  こぐま座は小さなひしゃくの形をしています。しっぽの先の星は北極星で、1年中動かないので北を指す目印になる星です。(少しだけ動きます)

 北極星を探すには、北斗七星やカシオペヤ座から探すことができます。また、l方位磁石で北を探し、首を少し上に向けた方向に2等星の星が見つ

 かれば、それが北極星です。

 ぜひ夏のよく晴れた夜に探してみてください。


  こぐま座の神話(おおぐま座と同じ)(諸説あり)

  こぐま座も諸説ありますが、おおかみ座のリュカオン王の娘カリストは、月の女神アルテミスの従者として処女の誓いをたて、狩猟生活をする

 ニンフ(精霊)です。カリストとは「最も美しい」という意味で、とても美しかったそうですが、大の男嫌いでもありました。

 そんな美しいニンフを大神ゼウスが目を付けない訳がありません。ゼウスが娘のアルテミスに変身して近づき、思いを遂げます。カリストは誓いを

 破った事の制裁を恐れ、隠し通します。しかし、数ヶ月が経ち、アルテミスたちと沐浴をすることになり、服を脱いだときに妊娠が見つかってしま

 いました。アルテミスの怒りで美しいカリストを、野獣の熊に変えてしまいました。その後、アルカスという男の子を生みますが、カリストは熊と

 して狩人から追われ、獣や狩人を恐れながらひっそりと暮らしていました。また、息子アルカスは祖父のリュカオン王に育てられ、立派な狩人に成

 長していました。

 アルカスが狩をしている時に、突然熊と出会ってしまいました。カリストである熊は、瞬時に自分の息子だと気付きました。慌てて駆け寄ろうとし

 ましたが、アルカスは熊が襲ってきたと思い、弓矢を構えました。

 この状況を見ていたゼウスは、子供に母殺しをさせてはいけないと、アルカスも熊に変えて、親子熊のしっぽをつかんで天空に放り投げて星座に

 しました。カリストはおおぐま座、アルカスはこぐま座となり、北の空で仲良く寄り添っています。

 本来、熊のしっぽは短いのですが、ゼウスがしっぽをつかんで、放り投げたためにしっぽが長くなったそうです。

 また、ゼウスの心を奪った嫉妬からヘーラの呪いで、ずっと沈まずに北極星の周り続けるようにしたとも言われています。




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