かんむり座(冠座) Corona Borealis  見やすい季節 春



 撮影日:2013年05月05日 23h35m03s 

 赤道義:ビクセンGPD

 カメラ:キャノン 5D-MarkU(ISO800)

 レンズ:ニコン28mmF1.4(絞り2.8)

 フィルター:なし

 露出:5分×5枚
 総露出:25分

 撮影地:奈良県大塔町龍神天体観測所第3観測所

 
 かんむり座の星座絵

 ステラナビゲータVer.10/(株)アストロアーツ
 の星座絵をコピーにて使用しています。
 かんむり座の星座境界線+明るい星雲星団

 ステラナビゲータVer.10/(株)アストロアーツ
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 かんむり座銀河団(Abell2065)

 年月日 時分秒撮影

 望遠鏡:

 カメラ:ニコンF4

 フィルム:フジカラーG800

 露出:分

 撮影地:


  かんむり座の見つけ方

  かんむり座は

 ぜひのよく晴れた夜に探してみてください。


  かんむり座の神話(諸説あり)

  おうし座の神話以降のお話です。エウロペはクレタ島の王アステリオスの妻となり、ゼウスとエウロペの子供ミノスはアステリオス王の下で成長します。

 そして、ミノスは太陽神ヘリオスの娘パシパエと結婚します。

 王アステリオスが亡くなると、王位継承の争いに敗れたミノスは、王位継承の証として、ポセイドンに生け贄えにする牡牛を海から授けてくれるように祈

 りました。ポセイドンはそれを承諾し、割れた海の中から現れた白く美しい牡牛をミノスに授けました。人々はミノスを褒め称え、クレタ島の王になりま

 した。

 しかし、生け贄えにするのには余りにも立派な牡牛だったので手放すのが惜しくなり、別の牡牛を生け贄えにしました。そのため怒ったポセイドンが、ミ

 ノスの妻パシパエに、その牡牛に欲情を抱く呪いをかけました。パシパエは日々募る思いに悩み、、工人ダイダロスに命じて雌牛の模型を造らせました。

 その中に入って牡牛に近づき、思いを果たしました。その後パシパエは、人の身体に牛の頭を持つ子供を産み、その子が「ミノス王の牛」という意味のミ

 ノタウロスと呼ばれるようになりました。

 ミノタウロスは成長すると乱暴になり、ミノス王は困りましたが、パシパエの子供でもあるので殺すわけにもいかず、ダイダロスに命じて迷宮ラビュリン

 トスを建造させ、そこへミノタウロスを閉じ込めました。

 ミノス王は戦に負けたアテナイ(旧アテネ)から、毎年(3年・9年など諸説)ミノタウロスの食料となる少年少女7人ずつを生け贄えとして差し出させて

 いました。3回目のとき、アテナイの英雄テセウスが自ら生け贄に志願しました。ミノス王の前に並んだテセウスを陰から見ていたのは、ミノス王の娘ア

 リアドネでした。アリアドネはテセウスに一目惚れをし、テセウスを死なせたくない一心でダイダロスに嘆願しました。

 ダイダロスは脱出不可能な迷宮から帰るための魔法の毛糸と、一振りの剣をアリアドネに渡しました。それを見つからないように手渡され、、テセウスは

 迷宮へと入って行きました。入り口に毛糸の端を結び、奥へ奥へと進みました。格闘の末、ミノタウロスを倒したテセウスは、毛糸をたどって入り口まで

 戻って来れました。感謝したテセウスは、アリアドネを妻とするためにクレタ島を離れました。

 途中に立ち寄ったナクソス島で、女神アテネから「アリアドネはアテナイに不幸をもたらす。連れ帰ってはならぬ」と神託を受け、苦悩の末にアリアドネ

 が寝ている隙に船を出し、出て行きました。

 目覚めたアリアドネはテセウスがいないことに気付き、裏切られたと思い、絶望の余り死のうとしましたが、そこへ酒の神ディオニソスがそばでアリアド

 ネをずっと慰め、やがてアリアドネを妻に迎えます。

 妻の証として、7つの宝石が輝く美しい冠を贈りました。その後、アリアドネは幸せに暮らしたそうです。

 アリアドネが亡くなると、ディオニソスはその冠を天空に飾ったと言われています。今でも7つの宝石が輝く星になり、かんむり座として夜空を飾ってい

 ます。

 



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