うしかい座(牛飼い座) Bootes(ボウオウティーズ)  見やすい季節 春


 撮影日:2014年05月03日 01h18m56s 

 赤道義:ビクセンGPD

 カメラ:キャノン 5D-MarkU(ISO800)

 レンズ:ニコン28mmF1.4(絞り2.8)

 フィルター:ケンコーMC PROソフトン(A)

 露出:5分×3枚
 総露出:15分

 撮影地:奈良県大塔町龍神天体観測所第3観測所
 うしかい座の星座絵

 ステラナビゲータVer.10/(株)アストロアーツ
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 うしかい座の星座境界線+明るい星雲星団

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 うしかい座とりょうけん座の星座絵

 りょうけん座は、うしかい座が連れている猟犬

 の姿で描かれています。

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  うしかい座の見つけ方

  うしかい座にはアークトゥルスというオレンジ色の1等星があり、春の終わりに見ごろになるので、初夏を告げるイメージの星を見つけます。

 北斗七星からの春の大曲線の1つの星で、日本ではオレンジ色からの連想で、日焼けした男のイメージで男星とも呼ばれたり、麦星とも呼ばれて

 いました。因みに女星は、おとめ座のスピカで、真っ白な色が女性をイメージしたのでしょう。他にも真珠星とも呼ばれています。

 アークトゥルスを見つけると、ネクタイのような星の並びを見つけれるとおもいます。

 ぜひ春のよく晴れた夜に探してみてください。


  うしかい座の神話(諸説あり)

  うしかい座の神話には諸説ありますが、巨人アトラスの神話が有名です。

 アトラスはタイタン族の巨人で、ゼウスとタイタン族の戦いで大敗し、アトラス以外は冥界の下の底なしの大穴タルタロスに閉じ込められました。

 ゼウスはアトラスが余りにも大きいので、世界の西の果てで天空を支えることを命じました。アトラスは肩と頭で天空を支え続けましたが、大変な苦痛

 でした。

 ある時、ヘラクレスがアトラスを訪ねて来ました。(や座の神話参照)12の功業の11番目の冒険(ヘラクレスの神話参照)で、アトラスの娘達ヘスペ

 リデスが住む果実園にある黄金の林檎を取りに行こうとするのですが、場所すら分かりません。果樹園の3姉妹の父アトラスに話をすると「私が取ってき

 てあげよう。しかしその間、天空を支えるのを代わって欲しい」と頼み、アトラスは林檎を取って持って帰ってきました。しかし、もうあの苦痛はしたく

 ないので「私が代わりに林檎を届けよう」と言いだしました。ヘラクレスは了承しましたが、楽に持てるコツを教えて欲しいとアトラスにお願いし、アト

 ラスが自慢げに見本をみせようと天を持ち上げると、ヘラクレスは黄金の林檎を持って立ち去っていきました。

 別の神話(ペルセウスの神話参照)のお話が続きますが、メドゥーサ退治を終えたペルセウスが立ち寄ったときに、余りにも苦痛なので助けて欲しいと言

 うと、石にならできるとペルセウスは言い、お願いしてメドゥーサの首を見せてもらいました。石となったアトラスはアフリカ北部で、標高4167mのア

 トラス山脈となったそうです。



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