エリダヌス座 Eridanus  見やすい季節 冬



 撮影日:2012年10月16日 01h32m29s 

 赤道義:ビクセンGPD

 カメラ:キャノン 5D-MarkU(ISO800)

 レンズ:ニコン28mmF1.4(絞り1.4)

 フィルター:なし

 露出:5分×6枚
 総露出:30分

 撮影地:奈良県大塔町龍神天体観測所第3観測所

 エリダヌス座の星座絵

 ステラナビゲータVer.10/(株)アストロアーツ
 の星座絵をコピーにて使用しています。
 エリダヌス座の星座境界線+明るい星雲星団

 ステラナビゲータVer.10/(株)アストロアーツ
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  エリダヌス座の見つけ方

  エリダヌス座はオリオン座の東側から南に列なる星の並びですが、オリオン座のあたりはまだ見つけやすいですが、全体は星図が必要です。

 1番南にはアケルナルという1等星があり、本州から見れる場所は限られるくらい地平線ギリギリです。

 ぜひ冬のよく晴れた夜に探してみてください。


  エリダヌス座の神話(諸説あり)

  エリダヌス座とは神話にでてくるエリダヌス川のことです。

 太陽神ヘリオスは地上を光で満たすため、毎朝4頭の馬車で東から西へ天空を駆け抜けています。あるときヘリオスの息子であるファエトンは

 友達に自慢したくて父に馬車へ乗せて欲しいと願います。決して手綱を放さないと約束するなら、少しだけ馬車に乗ってもいいと言われ、馬車に乗

 せてもらいました。そして、天空から友達を見つけたファエトンは、友達に手を振り、手綱を緩めてしまいました。すると軌道が少しずれてしまい、

 さそり座に近づいたため、馬車は驚いて大暴走してしまいます。暴走した馬車は、地上の森を焼いて砂漠となり、オケアノス(太洋)は干上がり、

 エチオピア人は肌が黒く焼け焦げました。

 豊穣の女神デメテル(おとめ座)は大神ゼウスに助けを求めました。暴走する馬車を止めるために、ファエトンを雷で撃ち殺しました。ファエトン

 は、天空からエリダヌス川へと落ちてゆき、死んでしまいました。悲しんだ姉妹たちは、川のほとりでポプラの木になり、涙はコハクになったそう

 です。こうしてエリダヌス川はエリダヌス座として星座になったそうです。

 うさぎ座の伝承にもエリダヌス川の名前がでてきます。(うさぎ座の伝承参照)

 オケアノスは外洋の神様で、英語でオーシャン=太平洋ということです。ギリシャ時代には、太平洋と大西洋の区別は無かった。

 ファエトンは小惑星の名前に付けられ、ふたご座流星群の母天体と言われています。



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