みなみのうお座(南の魚座) Piscis Austrinus 見やすい季節 秋 |
撮影日:2012年10月15日 20h12m37s 赤道義:ビクセンGPD カメラ:キャノン 5D-MarkU(ISO800) レンズ:ニコン28mmF1.4(絞り4) フィルター:なし 露出:5分×6枚 総露出:30分 撮影地:奈良県大塔町龍神天体観測所第3観測所 |
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みなみのうお座の星座絵 ステラナビゲータVer.10/(株)アストロアーツ の星座絵をコピーにて使用しています。 |
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みなみのうお座の星座境界線+明るい星雲星団 ステラナビゲータVer.10/(株)アストロアーツ の星座絵をコピーにて使用しています。 |
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みずがめ座とみなみのうお座の星座絵 みずがめ座の注いだ水は、みなみのうお座の 口に流れこんでいます。 ステラナビゲータVer.10/(株)アストロアーツ の星座絵をコピーにて使用しています。 |
みなみのうお座の見つけ方 |
みなみのうお座は ぜひのよく晴れた夜に探してみてください。 |
みなみのうお座の神話(諸説あり) |
みなみのうお座はうお座の神話と同じで、やぎ座の神話と同じ場面の神々の大宴会に、アフロディーテ(美の女神)と息子のエロス(愛の神) も出席していました。 宴会も終盤に近づき、呑めや歌えやで大盛り上がりのとき、突然地鳴りとともに世にも恐ろしい怪物が現れました。百の頭を持つ頭は天にまで届 き、翼を広げると世界をおおい尽くすほどの大きさで、口から火を吐き体が震えるほどのうなり声をあげて近づいてきました。 その名はテュポーン。ガイアの子供で、大神ゼウスを倒すために生まれた怪獣王で、地底で暴れると地震がおこると思われていたほどの怪物が現 れたのですから、神様達は大慌て。神様達は自分の得意な姿に変身して慌てて逃げていきました。 美と戦いの女神アフロディーテと息子の愛の神エロスは、得意の魚に化けてナイル川に飛び込みました。そしてお互いはぐれないように、リボンで 体をしっかり結んで逃げました。 母が子供を思う気持ちに心打たれたゼウスは、親子の絆がとぎれぬように、魚座として星座にしたそうです。星座絵でも、2匹の魚がリボンに 結ばれている姿で描かれています。みなみのうお座は、このアフロディーテの姿ともうお座の親魚とも言われています。 アフロディーテとは、「泡から生まれた」という意味で、ガイアと息子のウラノスは親子婚で、クロノスが生まれます。そして、ウラノスは兄弟が 醜かったので、冥界の下にある底なしの大穴タルタロスに、兄弟を幽閉してしまいます。これに怒ったガイアがクロノスに命じて、ウラノスの男性 器を切り落としてしまいます。海に捨てられた男性器に泡が集まってきて、そこから生まれたてのアフロディーテを喜した西風が地中海の西、トル コの南にあるキプロス島へ運んで上陸しました。そしてアフロディーテが立つと世界に美が生まれました。季節の女神ホーラが服を着せて神の国へ 連れて行き、ゼウスが余りにも美が溢れていたので、美の女神として養女にしました。 ローマ時代にウェヌスと呼ばれ、英語読みでヴィーナスとなります。ヴィーナスは金星の女神とされています。 軍神アレスとアフロディーテの息子エロスは愛の神とされ、金の矢で射られた者は愛情に取り付かれて、鉛の矢で射られると恋を嫌悪するようにな ります。ローマ時代にはクピドと呼ばれ、英語読みでキューピッドとなります。 |